2010年01月15日
カイロプラクティック3

カイロプラクティックは身体を3つの方向から診ていきます。
前回は骨(構造・関節)について簡単にお話ししました。
今回は2つ目の生理学(内臓の働きなどなど)的に診ていきます。
内臓の信号が筋肉に現れる!
このことを、内臓-体性反射といい。
筋肉に現れた信号を施術するには体性-内臓反射を利用します。
内臓-体性反射、内臓からの求心性情報は、
中枢神経系を介して反射性に運動神経活動を変化させ、
骨格筋の収縮性を変化させる。
内臓病変や機能低下で、背中に筋緊張が起こったり
特異的な圧痛点などが起こるのはこの反射があるからです。
体性-内臓反射は、皮膚・関節・腱・筋肉などに加えられた
施術(カイロプラクティック的)刺激は、中枢神経系で統合されて自律神経を介して
内臓機能に影響を及ぼす。
つまり刺激を加えることによって内臓機能を高めていく。
体性-内臓反射は、更に①脊髄を介する脊髄反射②脳を介する上脊髄反射2つに分けられる。
後者の手足の施術刺激による求心性入力は上行して
脳幹で統合されて自律神経を介して全身性の内臓反射を起こす。
自律神経は内臓器官の働きだけではなく、
内分泌(ホルモン)・免疫・循環・汗腺にも分布しており
施術効果は内臓だけに留まらない。
体表にカイロプラクティック的刺激を与えると
自律神経反射(脊髄反射・上脊髄反射)が起こり、
交感神経優位又は副交感神経優位にさせ、
内臓器官の活動が活発にしたり・低下させる。
このことにより内臓が正常に働き、体に出ていた痛みが消える。
とまあ~難しいことを書かせていただきました。
要するに、身体に出ている痛みは、痛い場所が原因だけでなく
離れた場所、内臓の機能低下からも起きるという事です。
施術はどうするの?って質問ありそうですね?
答えは、洋服の上からお腹に手を置き、適度な圧をかけたり
気(レイキ)を使ってエネルギー的にも施術します。
まっ!内臓が心地良い状態にして、
自然治癒力が発揮できる状態に持って行きます。